「私たち家族のような悲しい思いをする人が二度と出ないようにしてほしいと伝え、早期解決をお願いした」
スコータイ県民としても早期解決を心から祈っています。
再発防止策として、犯行現場のワットサパーンヒンには駐在所が設けられましたし、死角をつくる樹々も刈り込まれました。
当校サワンカローク校は、長距離バスの発着所と国鉄サワンカローク駅から近いため、スコータイ県内を旅行中の日本人にお会いすることもよくあります。
驚くのは、
✅県内のヒッチハイクによる移動
✅女性の一人旅
が少なくないことです。
「とりあえず遺跡に向かって歩いていれば、親切な人がクルマに乗せてくれるだろう」という考えの方もいらっしゃいます。
それでは、いつ同じような事件が起きても不思議ではありませんので、くれぐれもご注意下さい。
命まで取られることはまれなのですが、身ぐるみはがされたり、誰も乗せてくれなくて、遺跡に着いたのは夜で立ち往生ということもあります。
スコータイ二大遺跡のシーサッチャナーライ歴史公園は、森と山からなる遺跡で、死角も多く、結構危険です。
堀と外壁があり、不審者は入りにくい構造で、事件後警戒も厳しくなったのですが、工事などで不特定の人が出入りするので、女性一人での見学はおすすめできません。
女性の一人旅がお好きな方は、スコータイ歴史公園の「外壁内」のみ回られるとよいでしょう。
スコータイ歴史公園・シーサッチャナーライ歴史公園とも、「外壁外」に点在する遺跡は人気もなく、駐在所ももちろんないので、現在も、事件発生当時のワットサパーンヒンと同様の犯罪リスクがあります。
(ワットサパーンヒンは、スコータイ歴史公園の「外壁外」に点在する遺跡のひとつです)
「そんなリスクは百も承知」という旅慣れた方もいらっしゃると思いますが、ひとたび事件が起きれば、タイの警察・軍・外務省に迷惑がかかりますし、地元の観光産業も壊滅的なダメージを受けます。
ご自身だけの問題ではないのです。
「県内のヒッチハイクによる移動」と「女性の一人旅」は、できれば避けて頂ければと思います。